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高効率・余剰汚泥制御の新規活性汚泥システム~バイオダイエット・バイオアタック~

水処理関係

タイトル

高効率・余剰汚泥制御の新規活性汚泥システム~バイオダイエット・バイオアタック~

著者

平田正一、山本一郎

出典

「ジャパンフードサイエンス」2004年8月,46-51

抄録

従来の余剰汚泥の減容化方法(嫌気性消化法、好気性消化法、消却法)では、高い減量化率が望めない。広大な敷地面積を必要とする、焼却法の場合は高い減量化率が得られるもののエネルギー消費が大きく、地球規模での環境に及ぼす影響も見過ごすことのできない等の問題がある。
近年、余剰汚泥の減容化方法として余剰汚泥の一部を取り出し、オゾン処理、細菌処理または物理処理等を実施し、曝気槽へ返送する方法が提案されているが、いずれの方法も特殊な装置が必要なため設備費が高く、維持管理も煩雑となり経済性に劣るという実用上の問題がある。さらに、このような余剰汚泥減容化法は、既設の活性汚泥設備のBOD負荷量増加を招くため、負荷量を高く設定している処理設備においては適用できない問題がある。
「高効率・余剰汚泥制御の新規活性汚泥システム」は、簡便に余剰汚泥の高い減量化率が得られる汚泥減量化装置(バイオダイエット)と、高効率BOD処理=二相式活性汚泥法(バイオアタック)を組み合わせることで、既設処理設備の負荷量増加等の問題を解決し、従来と同様の運転条件で既設処理設備の運転を可能とする新規活性汚泥システムである。
なお「高効率の余剰汚泥抑制の新規活性汚泥システム(バイオダイエット+バイオアタックシステム)」は、第28回優秀環境装置を受賞したものである。

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