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排水処理と臭気対策、および脱臭剤による効果的な悪臭対策

水処理関係

タイトル

排水処理と臭気対策、および脱臭剤による効果的な悪臭対策

著者

山本一郎

出典

「月間食品工場長」2005年4月P25,および2005年5月P21

抄録

一般に、有機性排水に対する生物学的処理法のうち、活性汚泥法は優れた方法として広く採用されている。しかし、従来の標準活性汚泥法では、排水中に含まれている油脂に対しては問題が指摘されている。曝気槽混合液中にオイルボールが発生したり、活性汚泥の活性度が油脂によって阻害され、処理水質が悪化する等多くの問題が引き起こされている。このため、従来は油脂を含む排水は事前に凝集加圧浮上等で油脂分を除去した後、活性汚泥処理されている。加圧浮上によって油脂は除去可能であるが、浮上スカムに起因する油脂を含む生汚泥が多量に発生することになる。油脂を含む生汚泥は脱水性が悪く、脱水機のトラブルや腐敗による臭気発生も大きな問題である。ここでは、油脂分を微生物分解することで、生汚泥の発生を無くし、上記問題の発生しない安定した排水処理法として高効率バイオリアクターで油脂分を生物分解した後活性汚泥処理する方法である「バイオアタックシステム」について処理の原理ならびに導入実績を紹介する。

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