生物処理用酸素補給剤 ハイオーツー
使用目的
- 排水の生物処理において、過負荷や曝気設備条件により酸素が不足している設備への酸素供給
- 計画停電、節電送風量を絞らざるを得ない場合の活性汚泥中の微生物の活動に必要不可欠な酸素の供給
計画停電、節電対策に
活性汚泥など、排水処理設備の電力消費の大半は空気供給用のブロワ等の電力です。 有機性排水の処理に多用されている活性汚泥法をはじめとする好気性生物処理法にとって空気(酸素)の供給は重要であり、 空気が不足すると満足な処理水質を得ることはできません。臭気の発生など2次的なトラブルを引き起こす原因ともなります。
計画停電、節電でブロワーを停止せざるをえない、あるいは運転台数を絞らざるをえない場合にはハイオーツーの添加が有効です。
いざの時に酸素の缶詰「ハイオーツー」を
ハイオーツーは微生物に対して活性な酸素酸中性塩の水溶液です。 活性汚泥微生物はこの酸素酸塩に含まれる酸素を溶存酸素と同じように呼吸に利用し、排水を浄化することができます。
曝気(酸素)不足の曝気槽にハイオーツーを添加すると、速やかに処理水質を改善し、同時に硫化水素ガス等の臭気成分の発生をおさえます。効果は瞬時に現れます。
ハイオーツーは液状の安全・安定な薬剤で、手軽に使用することができます。
ハイオーツー1m3は空気に換算すると約12,500m3の空気と等価の酸素を含有しています。ハイオーツーを非常時用の酸素の缶詰として常備されることをおすすめします。
ハイオーツーは発売開始から10年、多くの工場、下水処理場でご利用頂いています。
適用
- 送風能力不足で溶存酸素濃度が低下した曝気槽への酸素補給
- 過負荷・低溶存酸素濃度に起因する処理水質悪化の回復
- 曝気不足に起因する活性汚泥の黒変・腐敗の回復
- 低溶存酸素濃度設備で発生しがちな悪臭成分(硫化水素・メルカプタン類)の発生抑制
特徴
- 有害な化合物を生成させません。
- 液状品です。危険物や毒劇物に該当せず、取扱いが容易です。
- 装置の腐食性、スラッジの増加がありません。
- 標準添加量は処理水量に対し10~300g/m3です。
適用排水によって使用量が異なりますので詳しくはお問合せ下さい。
ハイオーツー
外観 | 荷姿 |
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無色 ~ 淡黄色透明液状 | 25kg ポリ缶、1t コンテナ、4~10t ローリー |