バイオ活性剤 CODカッター
難分解性有機物に起因するCODの分解・除去には活性炭吸着法、オゾン酸化法、フェントン酸化法などが適用されています。しかしながら、いずれも設備費ならびに処理コストが高いという問題があります。
「バイオ活性剤 CODカッター」は曝気槽内の微生物群のバランスを改善し、複合系微生物系の相互共生環境を整える働きをする製剤です。その働きにより、活性汚泥の処理能力を大きく向上させることがわかってきました。「バイオ活性剤 CODカッター」は微生物群にCOD分解性を付与できるため、曝気槽に少量を継続的に投入することで、活性汚泥のCOD処理能力が安定し、処理水質の向上、さらに低コストで処理能力を増強することができます。
用途
従来は不可能と考えられていた下記機能を微生物群に付与します。
- 生物処理による処理水CODの低減
- 処理水の着色低減
- 発泡、スカム発生、処理水の濁りの防止
- 生物処理の安定化及び能力増強
製品概要
- 物性等
- 外観 : 暗灰色粉末
- 嵩比重 :約 0.8
- 臭気 : 僅かに特有の臭気
- 引火点 : なし
- 安定性 : 安定
- 反応性 : 通常の取扱い条件で安定
- 適用法令
- PRTR法 : 該当せず
- 労働安全衛生法 : 該当せず
- 消防法 : 該当せず
- 毒物及び劇物取締法 : 該当せず
- 危険物船舶運送及び貯蔵規則 : 該当せず
- 海洋汚染防止法 : 該当せず
- 荷姿
- 15kgビニール袋詰め
使用方法
- 初期投入
- 投入量 : 50~200g/㎥ (対曝気槽容量)
初回1回のみ投入 - 投入場所 : 曝気槽に粉末のまま直接投入が原則である
- 投入量 : 50~200g/㎥ (対曝気槽容量)
- 継続投入
- 投入量 : 1~50g/㎥(対処理水量)を毎日継続的に投入する
- 投入場所 : 曝気槽に投入する
対象排水種
- 化学工場
- 石油精製工場
- 製薬工場
- 化学繊維製造
- 合成繊維製造
- 染料製造
- 紙・パルプ製造
- 板紙製造
- 古紙再生紙製造
- 染色、精練工場
- 洗毛、撚糸工場
- 食品工場
- 飲料製造
- 発酵、醸造
- 機械工場
- メッキ表面処理
- 印刷
- その他有機性排水
取扱上の注意
「バイオ活性剤 CODカッター」は、下記に注意してお取扱いください。
- 有効成分の不活性化防止のため湿気の少ない涼しい場所に保管してください。
- 使用後は封をして保管してください。
- 強酸、強アルカリ性薬品、殺菌剤、消毒剤等との併用はしないでください。
- 人体に無害ですが、取扱いの際は保護具(マスク、眼鏡、手袋)をご使用ください。