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アスベスト(石綿)測定

アスベスト(石綿)とは

アスベスト(石綿)とは、天然に産出する繊維状鉱物の総称です。一般的にはクリソタイル(白石綿)、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)、アンソフィライト、トレモライト、アクチノライトの6種類を総称してアスベスト(石綿)と呼んでいます。

名称クリソタイル
(白石綿)
アモサイト
(茶石綿)
クロシドライト
(青石綿)
アンソフィライト
トレモライト
アクチノライト
特徴 最も生産量が高く、全体の約9割を占める。
青、茶石綿よりも柔らかく、分解しやすい。
主として吹付けに使用されている。
白石綿よりも硬く、針状で分解しにくい。
主として吹付けに使用されている。最も発癌性が高いとされている。
白石綿よりも硬く、針状で分解しにくい。
国内に持ち込まれた記録は無いが、検出事例が報告されている。 検出事例は吹付けが多い。
主な用途 ・新生瓦、窯業系外装材
・けい酸カルシウム板
・石綿スレート石綿高圧管
・石綿紙
・ブレーキライニング
・保温材
(けい酸カルシウム板)
・石綿保温板
・石綿保温筒
・防熱布団
・耐酸用紡織品
・耐酸用石綿高圧管
・耐酸用シート
・ガスケット吹付け石綿
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規制 H15年政令第457号により
2004年10月より 使用禁止
H7年政令第9号により
1995年4月より 使用禁止
H7年政令第9号により
1995年4月より 使用禁止
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厚生労働省:石綿障害予防規則

  • 石綿障害予防規則
    (平成17年2月24日厚生労働省令第21号)は、石綿の安全な取扱と障害予防についての基準を定めた厚生労働省令である。
  • 2014年6月1日から、改正「石綿障害予防規則」が施行
    厚生労働省では、このような状況を踏まえ、吹き付け石綿の除去についての措置、石綿を含む保温材や耐火被覆材などの取り扱いに関する規制を強化

 改正の概要

  • 吹き付けられた石綿の除去などについての措置
    集じん・排気措置 → 排気口からの石綿漏えいの有無の点検が必要
    作業場所の前室 → 洗身室と更衣室の併設、負圧状態の点検が必要
  • 石綿を含む保温材、耐火被覆材、断熱材の措置
    損傷や劣化などで石綿粉じん発散のおそれがある場合 → 建材の除去、封じ込めや囲い込みが必要。封じ込め、囲い込みの作業では、隔離措置や特別教育、作業計画の策定などが必要

アスベスト(石綿)分析方法

吹付け材や建材等の成形材中に含まれるアスベスト(石綿)については以下のように分析方法が定められています。

基安化発第0206003号
対象物 建材製品
内容 含有の有無を確認する定性分析と含有量を測定する定量分析
対応法規 JIS A 1481 建材製品中のアスベスト含有率測定方法
試料採取 10cm×10cmを3箇所採取し、1検体とする。
分析方法 位相差顕微鏡による分散染色法及びエックス線回折分析法の定性分析により、アスベスト(石綿)が検出された場合は、更にエックス線回折分析法(基底標準吸収補正法)による含有量の測定を行う。

一般大気、敷地境界、建築物室内、作業環境中のアスベスト(石綿)測定も行っていますのでご相談ください。