発生ガス評価
木材、合板、樹脂、紙、新建材等の燃焼又は加熱時に発生するガスを定量的に分析測定するためには、発生するガス量、水分量、油分、タール分等の重量を把握すると共に、それぞれの組成の分析が必要です。
当社では、温度設定、支燃ガス組成(酸素濃度0~100%)、ガス雰囲気等の各種条件を設定して加熱又は燃焼による発生ガスの分析をすることができます。また、JIS K 7217(プラスチック燃焼ガスの分析方法)に準拠した方法による試験も行っています。
その他、熱分解-GC/MSやEGA-MSによる加熱発生ガス分析やにおい嗅ぎ-GC/MSによる発生ガスのにおい成分の特定なども行っています。
分析方法
分析方法 | 項目 |
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GC、GC/MS | H2、O2、N2、CO、CO2、有機化合物、硫黄化合物その他ガス成分 |
熱分解-GC/MS | 有機化合物 |
発生ガス分析(EGA-MS) | 温度による発生ガス成分の挙動解析 |
におい嗅ぎ-GC/MS | 発生ガスのにおい成分同定 |
イオンクロマトグラフ(IC) | 酸性ガス(HF、HCl、NOx、SOxなど)、塩基性ガス(アンモニアなど)、低級脂肪酸(ギ酸、酢酸など)、低級アミン |
分析事例
- プラスチック燃焼ガスの分析(PDF)
- 樹脂からの加熱発生ガス分析
- タールの熱挙動解析