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腐蝕防食コンサルティングに必要不可欠な分析事業と人脈

テクノ関係

タイトル

腐蝕防食コンサルティングに必要不可欠な分析事業と人脈

著者

井上政春

出典

第54回材料と環境討論会2007.10.31~11.2、広島

抄録

企業(特に地方における中小企業)では、腐食防食にかかわる専門技術者の育成が進んでおらず、腐食問題が発生した場合の対応に苦慮しているのが現状である。このような場合、腐食防食技術の経験者である腐食防食技術コンサルタントの役割は極めて重要で、相談を受けて腐食問題を解決することが企業の発展、引いては社会への大きな貢献につながるものと考えられる。
著者は新日鉄化学(株)で腐食防食の研究に30年間従事した後、腐食防食技術コンサルタント業務を展開してから10年になろうとしている。コンサルティングを始めた当時は、学問的、化学設備腐食の経験を生かした対応はできたものの実際の評価試験ができず、実証性に欠ける上に迅速な回答がなされないことがあった。また、化学設備以外の腐食問題では各専門家のアドバイスを受けることも少なくなかった。このことから評価試験、人脈の大切さを痛感し、分析事業と一体化したコンサルティングを実行し、様々な腐食の専門家とのつながりを重要視したことで本業務が軌道に乗った経緯を報告する。

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